なかなかなつかない猫を膝に乗せたり、毎晩抱っこできるようになったやり方

2021年9月3日

飼い猫と仲良くなるためのヒント

猫を膝に乗せたり、一緒の布団で眠るのはネコ好きの憧れ。

でも、なかなか人になれないタイプの猫もいますね。
元野良猫や警戒心が強い性格の猫だと仲良くなるまで時間がかかります。

「一緒に暮らして3ヶ月経つのに猫が抱っこさせてくれない」などと書いてる人もいます。

今回は、なかなかなつかない飼い猫と仲良くなるためのヒントを書きます。

飼い猫だけど膝にも乗ってもらえなかった

我が家のエル嬢が私の膝にはじめて乗ってくれたのは、一緒に暮らしてから9ヶ月目くらいでした。

強引に抱きに行けば、私でも抱っこはできました。
嫌がられてキックされるし、すぐに飛び降りていきましたけど。

飼い猫なのに膝にも乗ってくれない、仲良く抱っこしながら寝るとか夢のまた夢でした。

理由は分かってました。
私は猫に対してものすごく【がっつき】なんです。
猫を見るとかわいくて我慢できなくなり、嫌がられてるのについ触ったりしつこくしてしまいます。

▼寝てる私の上に乗ってなでられるエル
寝てる私の上に乗るさび猫エル

いまは毎晩布団へ入ると、エルが胸の上に乗りに来てくれます。
食後やブラシして欲しいときなど、自分から私の膝に乗ってくれることもあります。

ですが、自然に仲良くなれたわけではありません!
私がエルと仲良くなれたのは、ひとえに夫のおかげなんです。

猫自身が好きな人の力を借りる

エルは早熟な猫で生後4ヶ月ほどで発情してしまいました。
お医者さんにはまだ小さくて避妊手術ができないから、もう少し待ちましょうと言われ、発情したまま1ヶ月間過ごしました。

その間、エル自身だけでなく、わたしたちも大変でした。
つらい時期に毎晩エルに付き添って寝たのが夫です。
発情するたびになでたり、エルが落ち着くまでお尻をトントンしてあげてました。
発情は一晩中続くので、夫はほとんど眠れません。
(私と康太は別の部屋でグッスリ)

避妊手術後のエルは夫大好きっ子になり、夫の後を始終着いて回り、夫からすればある意味うっとうしい存在になったわけです。

私はエルが好き、でもエルは夫が好き…なら、エルが私になつけば解決する!
と考えた夫は、ある作戦を思いつきました。
エルが膝に乗ったら少しだけなでて、エルを喜ばせてから私の膝へ移すという技です。

ゴロゴロと喉を鳴らしてる最中にポイっと私の膝に移されると、エルは気づかずに私になでられます。
この作戦のおかげで、エルが私の膝に乗ってくれるようになりました。

この作戦は数ヶ月かかりました。

「こうすると良いことがある」と猫に思わせて習慣化させる

夫は、同じことを布団の上でも実行しました。
夫が布団に入ると、当然のようにエルが胸の上に乗ってきます。

▼5.2kgのおデブ猫エル
5.2kgのおデブ猫エル

しばらくは夫がなでて、エルを良い気分にしてあげます。
恍惚としたところで、またポイっと隣で寝てる私の胸の上に移動させます。
すると、エルは訳も分からず、私に撫でられてゴロゴロ言います。

あるいは、私が布団に入ると、夫がエルを連れてきます。
夫は、私の上に乗せたエルをなでてゴロゴロ言わせます。

毎晩これをやってくれました。
おかげで、今では夜私が布団に入ると、エルが胸の上に乗りに来る習慣ができました。

「ママがお布団に入ったら、上に乗れば良いことがある!」
と、エルは思ってるようです。

夫はしつこくされる回数が半減してホッとしています。
私もエルと仲良くできるようになって大満足です。

私が布団へ入ると、エルが私の胸に乗って来るようになるまで1年くらいかかりました。
エルが我が家へ来てから5年以上経ってからのことです。

環境が近い人はぜひ試してみて下さいね♪